2023年に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、世界中の野球ファンを熱狂の渦に巻き込んだ歴史的な大会となりました。日本代表(侍ジャパン)が14年ぶり3度目の世界一を奪還したことで、その熱気は今なお語り草となっています。当時の興奮を振り返るうえで欠かせないのが、世界各国の熱狂的なファンが集結した「開催地」と「試合会場」の存在です。
本記事では、2023年WBCの開催地となった東京ドーム、台湾の台中インターコンチネンタル野球場、そしてアメリカのローンデポ・パーク(マイアミ)やチェイス・フィールド(フェニックス)など、全4都市の会場スケジュールとプール別の日程をわかりやすく解説します。
2023年WBCの開催地と全4都市の全体像を総覧

2023年大会は、大会史上初めて出場チーム数が20に拡大され、予選を勝ち抜いた強豪国が世界各地のスタジアムに集結しました。開催地はアジアと北米の合計4都市が選ばれ、時差や移動距離を考慮しながらグループごとに熱戦が繰り広げられました。
日本国内における最大のハイライトは、東京ドームで開催されたプールBの戦いです。地元の熱狂的な大歓声を背に受けた侍ジャパンは、圧倒的な打撃力と投手陣の踏ん張りで快進撃を見せました。また、アジアラウンドのもう一つの拠点となった台湾では、台湾国内の熱狂的な応援文化が世界中から注目を集めるなど、各会場がそれぞれの色を持ちながら大会を盛り上げました。
プール別・日程別に見る2023年WBCの試合会場スケジュール
2023年WBCは、1次ラウンドの4グループ(プールA〜D)がそれぞれ異なる都市で開幕しました。ここでは、各プールの割り振りと開催スタジアム、そしてスケジュールの大枠を整理します。
大会の公式スケジュールによれば、1次ラウンドは2023年3月8日から順次スタートしました。プールAは台湾の台中インターコンチネンタル野球場、プールBは日本の東京ドーム、プールCとプールDはアメリカ合衆国のアリゾナ州フェニックス(チェイス・フィールド)およびフロリダ州マイアミ(ローンデポ・パーク)でそれぞれ熱戦の火蓋が切られました。
| ラウンド・プール | 開催都市 | 主要試合会場(スタジアム) | 主な出場国・地域 |
|---|---|---|---|
| 1次ラウンド(プールA) | 台湾・台中 | 台中インターコンチネンタル野球場 | 台湾、キューバ、イタリア、オランダ、パナマ |
| 1次ラウンド(プールB) | 日本・東京 | 東京ドーム | 日本、韓国、オーストラリア、中国、チェコ |
| 1次ラウンド(プールC) | アメリカ・フェニックス | チェイス・フィールド | アメリカ、メキシコ、コロンビア、カナダ、イギリス |
| 1次ラウンド(プールD) | アメリカ・マイアミ | ローンデポ・パーク | プエルトリコ、ベネズエラ、ドミニカ共和国、イスラエル、ニカラグア |
| 決勝ラウンド | アメリカ・マイアミ | ローンデポ・パーク | 各プール上位進出チーム(準々決勝〜決勝) |
日本代表(侍ジャパン)の激闘の舞台:東京ドームとプールBの全貌
日本中の野球ファンが固唾を飲んで見守ったプールBの舞台となったのが、日本の首都・東京に位置する東京ドームです。侍ジャパンは、この慣れ親しんだホームグラウンドで圧倒的な強さを発揮しました。
プールBには、日本、韓国、オーストラリア、中国、チェコ共和国の5カ国がエントリーしました。3月9日の初戦・中国戦を皮切りに、連日超満員の観客が詰めかけた東京ドームは、試合が進むにつれて熱気を帯びていきました。特に日韓戦をはじめとする伝統的なライバル対決や、チェコ代表の選手たちの紳士的なプレーに対するスタンドからの温かい拍手など、スポーツマンシップに満ち溢れた感動的なドラマが数多く生まれました。
侍ジャパンはこの東京ドームでの1次ラウンドを4戦全勝で首位通過し、続くマイアミでの決勝ラウンドへと駒を進めることになります。
アジアもう一つの熱狂:台湾・台中インターコンチネンタル野球場の盛り上がり
東京ドームと並び、アジアにおける野球熱の高さを証明したのが台湾の台中インターコンチネンタル野球場で行われたプールAの試合です。
台湾ラウンドでは、開催国である台湾代表のほか、キューバ、イタリア、オランダ、パナマという実力伯仲のチームが激突しました。台湾ファンの応援スタイルは非常に独特かつ強烈で、チアリーダーによるパフォーマンスと吹奏楽による統率された応援が球場全体を揺らし、海外メディアや選手たちからも「唯一無二の素晴らしい雰囲気」と絶賛されました。
実力拮抗の混戦となったプールAは、最終戦までもつれ込む大混戦となり、野球というスポーツが持つ国際的な広がりとエンターテインメント性を強く印象付ける開催地となりました。
アメリカ本土での熱戦:フェニックスとマイアミが果たした役割
アメリカ国内では、1次ラウンドのプールCがアリゾナ州フェニックスのチェイス・フィールドで、プールDおよびすべての決勝ラウンドがフロリダ州マイアミのローンデポ・パークで開催されました。
フェニックスのチェイス・フィールドでは、前回王者のアメリカ代表をはじめ、メキシコやカナダといった北中米の強豪がハイレベルな戦いを展開しました。ドーム球場ならではの快適な環境のなか、メジャーリーグ(MLB)のスター選手たちが躍動し、連日多くの観客を魅了しました。
そして、世界の野球の頂点を決する最終決戦の舞台となったのが、マイアミのローンデポ・パークです。1次ラウンド・プールDの激戦地であると同時に、世界中から勝ち上がってきた強豪国による準々決勝、準決勝、そして歴史的な決勝戦(日本対アメリカ)が開催され、大会のクライマックスにふさわしい最高潮の盛り上がりを見せました。
【wbc 開催地 2023】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2023年WBCの1次ラウンドは全部でいくつのグループに分かれていましたか?
A1:プールA、プールB、プールC、プールDの合計4つのグループに分かれて実施されました。
Q2:日本代表(侍ジャパン)が1次ラウンドを戦った会場はどこですか?
A2:日本の東京都文京区にある「東京ドーム」がプールBの会場となり、日本代表は同球場で全試合を戦いました。
Q3:決勝ラウンド(準々決勝・準決勝・決勝)が行われた開催地はどこですか?
A3:アメリカ合衆国フロリダ州マイアミにある「ローンデポ・パーク」で開催され、世界一の座が争われました。
2023年のWBCは、東京、台中、フェニックス、マイアミという世界4都市の素晴らしいスタジアムを舞台に、国境を越えた数々のドラマを生み出しました。各開催地がそれぞれの文化や熱量を持ち寄り、大会全体のクオリティとエンターテインメント性を極限まで高めたと言えます。
東京ドームで見せた侍ジャパンの快進撃からマイアミでの劇的な結末に至るまで、開催地ごとの特性やスケジュールを振り返ることは、野球というスポーツのグローバルな魅力を再確認するための最良の手がかりとなります。今後の国際大会がどのような場所でどのようなドラマを生むのか、引き続き世界中のファンからの期待が集まっています。