2026年現在も多くの少女漫画ファンに愛され続けている『わたしに××しなさい!』は、遠山えま氏による大人気コミックです。講談社の『なかよし』にて2009年6月号から2015年7月号まで連載され、その後も続編や番外編が展開されるなど、長期にわたって高い支持を集めてきました。本記事では、作品の基本的なあらすじをはじめ、累計発行部数や第36回講談社漫画賞を受賞した輝かしい経歴、魅力的な登場人物たちの詳細に迫ります。
『わたしに××しなさい!』とは?作品の概要と誕生の背景

『わたしに××しなさい!』(略称「×しな」)は、講談社の少女漫画雑誌『なかよし』で2009年6月号から2015年7月号まで長期連載された、遠山えま氏による少女漫画作品です。少女漫画の王道であるスクールラブコメディの枠組みを持ちながらも、主人公が持つ「秘密の裏の顔」を軸にしたスリリングなミッション形式の駆け引きが大きな話題となりました。
連載当時からこれまでの少女漫画とは一線を画す斬新なテーマ設定が読者の心を掴み、雑誌本誌だけでなく『なかよしラブリー』などの増刊誌にも番外編が掲載されるなど、幅広いメディア展開を見せました。単行本は全19巻が刊行され、多くの読者を魅了し続ける原動力となっています。
『わたしに××しなさい!』のあらすじと物語の魅力
物語の主人公は、学園で「氷の女」と恐れられている秘密の携帯小説家・氷室雪菜です。彼女は自身の恋愛経験不足を補うため、そして人気小説を書くためのネタ作りのために、学校一のモテ男である霜月時雨の秘密を偶然握ってしまいます。
雪菜は時雨の秘密をネタに、「自分に恋をさせるようなミッションをクリアしろ」と脅迫。携帯メールを通じた「絶対服従ミッション」が次々と課され、最初は弱みを握られて始まった関係でありながらも、互いの隠された素顔や本心に触れていくうちに、予測不能な恋愛模様へと発展していきます。この甘酸っぱさとピリッとしたスパイスが共存する独特のあらすじこそが、本作最大の魅力です。
第36回講談社漫画賞受賞と累計発行部数の実績データ
公式百科事典や出版業界の記録によると、『わたしに××しなさい!』はその高いエンターテインメント性と少女漫画界への貢献度が評価され、2012年に開催された第36回講談社漫画賞の児童部門を受賞しています。児童からティーン、そして大人世代まで幅広い層に受け入れられた証左と言えます。
また、単行本の普及実績についても、第19巻の刊行時点で累計発行部数180万部を突破しており、長期連載作として確固たる実績を残しました。加えて、2018年には続編となる『わたしに××しなさい! カップル編』が『なかよし』の4月号から7月号まで連載され、ファン待望のその後が描かれるなど、単なる連載終了にとどまらない広がりを見せました。
主要登場人物の紹介とキャラクターの深掘り
作品を彩るキャラクターたちは、それぞれの裏の顔や強い信念を持っており、物語をより立体的にしています。ここでは主要な人物像を整理して紹介します。
氷室雪菜(ひむろ ゆきな):冷徹な外見の裏で人気携帯小説「ユキ」として活動する主人公。恋愛経験のなさを克服し、小説の質を高めるために時雨を巻き込みます。
霜月時雨(しもつき しぐれ):表向きは優等生で女子から絶大な人気を誇る一方、冷めた一面や裏の顔を持つ相手。雪菜のミッションを通じて、次第に本気で向き合うようになります。
また、作中では雪菜の愛妻家である父親(目つきが鋭く無口なキャラクター)など、個性的な周囲の人物も物語に深みを与えています。
| 項目 | 詳細データ・実績 | 公式発表・備考 |
|---|---|---|
| 作者 | 遠山えま | 『なかよし』(講談社)にて連載 |
| 連載期間 | 2009年6月号 〜 2015年7月号 | 『なかよしラブリー』等に番外編も掲載 |
| 受賞歴 | 第36回講談社漫画賞(児童部門) | 2012年開催 |
| 発行部数 | 累計180万部突破 | 第19巻時点の公式記録 |
| 続編 | 『わたしに××しなさい! カップル編』 | 『なかよし』2018年4月号〜7月号連載 |
名言や番外編から読み解く『×しな』の深み
『わたしに××しなさい!』が長く愛される理由の一つに、作中に散りばめられた心揺さぶる名言や、本編を補完する豊富な番外編の存在があります。雪菜と時雨がぶつかり合いながらお互いの本音を伝え合うセリフの数々は、多くの読者の心に残り続けています。
また、2010年に『なかよしラブリー』の冬の号・春の号・秋の号で発表された番外編などでは、本編では描ききれなかったサブキャラクターたちの日常や、本編の裏側にあるエピソードが丁寧に描かれており、作品世界をより深く楽しむための重要なピースとなっています。
【わたしにしなさい】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:『わたしに××しなさい!』の作者は誰ですか?
A1:漫画家の遠山えま氏による作品です。『なかよし』誌面を中心に数々の人気作を手がけています。
Q2:累計発行部数はどのくらいですか?
A2:単行本第19巻の時点で累計発行部数180万部を突破していることが公式記録として確認されています。
Q3:続編やスピンオフなどはありますか?
A3:はい。本編完結後の物語を描いた『わたしに×よしなさい! カップル編』が2018年に『なかよし』で連載されました。
『わたしに××しなさい!』は、ユニークなミッション形式の恋愛心理戦と、実力派作家・遠山えま氏による緻密なストーリーテリングが融合した名作少女漫画です。第36回講談社漫画賞の受賞や180万部を超える発行部数という確かな実績は、本作が時代を超えて多くの人々に支持されてきた証です。本編からカップル編、番外編に至るまで、今なお新鮮な驚きとときめきを与えてくれる本作の魅力を、ぜひ改めて味わってみてください。